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谷口悟朗監督、ALSと闘う声優・津久井教生へエール 会場にメッセージボード設置

 愛知県名古屋市内で開催中の「第1回あいち・なごやインターナショナル・アニメーション・フィルム・フェスティバル(ANIAFF)」で13日、谷口悟朗監督作品のオールナイト上映が行われた会場(ミッドランドスクエア シネマ2)に、筋萎縮性側索硬化症(ALS)という難病を患い、闘病中の声優・津久井教生へ向けたメッセージボードが設置された。

【画像】津久井教生さんへのメッセージボード

 イベントに登壇した谷口監督は来場者に向けて、「ご本人はもちろん、ご家族の方々も、十分に頑張っておられると思います。そこにもう一つメッセージが届くことで、『今日を生きよう』『明日を生きよう』という力につながるのであれば、意味があるのではないでしょうか」と呼びかけた。

 その言葉に応えるように、会場では思い思いの言葉をボードに書き込むファンの姿が見られた。谷口監督も「共に作った時間が、いまでも支えになっています」と書き込んだ。ファンからは「この世の理はすなわち速さ!刻みました」「X(旧ツイッター)での発言や笑顔に、こちらがいつも励まされています」といったメッセージが寄せられた。

 津久井は、この日上映された『スクライド オルタレイション TAO』(2011年)と『スクライド オルタレイション QUAN』(2012年)で、ストレイト・クーガー役として声の出演をしている。NHK・Eテレのキャラクター「ニャンちゅう」の声優としても知られ、2019年10月に自身のブログで、筋萎縮性側索硬化症(ALS)と診断されたことを公表した。