現在、第三次ブームともいわれる“ピラティス”は、K-POPアイドルの影響や、筋トレとは異なり、運動の得意・不得意に関係なく楽しめると人気が高まっている。中でも専用マシンを使う“マシンピラティス”は、効率的に筋力や柔軟性を整えられることから注目が急増中だ。こうした背景を受け、青山商事のフランチャイジー事業を担うグループ会社「株式会社glob」はマシンピラティス「WECLE」のフランチャイズを開始。フランチャイズ1号店となる「WECLE ららぽーと横浜店」の内覧会では、株式会社glob 管理部長・橋本光司氏と株式会社nobitelのWECLE事業責任者の古田麻実氏が、事業の狙いやピラティスの魅力について語った。↓
【写真】え、こんな動きするの!? 話題の“マシンピラティス”でインナーマッスルが激変する瞬間
ピラティスというと、ヨガと何が違うのか、イメージが混同している人も少なくない。もともとはドイツ人のジョセフ・ピラティスが約100年前に“リハビリのためのエクササイズ”として考案したのがピラティス・メソッドだ。
さらにマシンピラティスは、筋トレで「肉体を鍛える」、ヨガで「心身を整える」のとは異なり、現代人が抱える慢性的な課題にアプローチできるのが特徴だ。デスクワークやスマートフォンの長時間利用による姿勢不良やストレスなど、無理なく改善できる手段として需要はますます高まっている。
青山商事グループ会社でフランチャイジー事業を担う株式会社glob 管理部長・橋本光司氏は「マシンピラティスは姿勢改善やボディメイク、リハビリなど多様な目的で利用される新しい健康習慣として注目を集めている」と注目度の高さを語る。また、株式会社nobitelのWECLE事業責任者の古田麻実氏は、初心者から上級者まで“コンディショニングが可能なこと”が、マシンピラティスの盛り上がりを後押ししていると話す。
「専用のマシンを使い、スプリングやバネの抵抗で筋力や柔軟性に合わせた負荷調整が可能なコンディショニングメソッドです。初心者から上級者まで対応でき、姿勢改善や腰痛・肩こりの予防、呼吸を意識した動作による心身のリフレッシュ効果も期待できます。運動不足や姿勢不良、ストレスなど現代人の課題に無理なくアプローチできる点が魅力です」
またこれからのフィットネス市場について、古田氏は「鍛える運動から整える運動へ。この価値観の変化こそ次のフィットネス市場の軸になる」という。
「ピラティスを特別な運動ではなく、日常の健康習慣として生活に根付かせたいと考えています。年齢層の幅広さが特徴で、平均年齢は40代、20代から60代まで幅広い世代が利用しています。利用者が選ぶ理由は、体の使い方や姿勢を整える独自のメソッドの効果に加え、着替え不要で気軽に通えること、1回30分で完結する手軽さ、そしてセミパーソナルで指導を受けられる点です。運動不足や体の不調、消費社会といった現代の課題に対して、心を整えて体を整えるという解決策・習慣がより身近になってきている。しかし体に何かしらの不調を抱えている人たちは減ってはいません。流行には“落ち着き”が訪れますが、きちんと“ピラティス”が健康の習慣として、長く届けられることを目指していきます」と意気込みを語った。
フィットネスの流行に左右されず、運動不足や体の不調を抱える人々の健康習慣として長く続けられるマシンピラティス専門店「WECLE」。国内ピラティス市場のさらなる活性化が期待される存在となりそうだ。