日本最大級のミステリーランキング『このミステリーがすごい!2023年版』(宝島社)、『ミステリが読みたい!2023年版』(ハヤカワミステリマガジン)で共に第1位に輝いた呉勝浩の小説を映像化した『爆弾』が、大ヒットスタートを切った。
【動画】宮本浩次「I AM HERO」×『爆弾』スペシャルMV
全国360劇場、383スクリーンで上映され、公開4日間(10月31日~11月3日)で動員37万9013人、興行収入5億2045万円を記録。客層は10代~30代の若年層からファミリー、シニア層まで幅広く、SNSでもポジティブな感想で沸いている。
作品への熱狂が広がる中、主題歌を担当する宮本浩次とのスペシャルミュージックビデオ(MV)も公開された。主題歌「I AM HERO」の力強いメロディと、スズキタゴサク(佐藤二朗)と刑事たちとの攻防が交差する。
物語の幕開けは、酔った勢いで自販機と店員に暴行を働き、警察に連行された一人の謎の中年男。彼は自らを「スズキタゴサク」と名乗り、霊感が働くと称して都内に仕掛けられた爆弾の存在を予告。秋葉原での爆破を皮切りに、この後1時間おきに3回爆発すると予知していく。そして、刑事たちの問いかけをのらりくらりとかわしつつ、次第に爆弾に関する謎めいた“クイズ”を出し始めるのだった…。彼は、いったい何者なのか、そして仕掛けられた“爆弾”の正体とは!?
取調室でスズキと火花を散らす類家(山田裕貴)や清宮(渡部篤郎)、伊勢(寛一郎)。矢吹(坂東龍汰)&倖田(伊藤沙莉)の必死の爆弾捜索。そして等々力(染谷将太)がたどり着く“衝撃の真実”など――これまで未公開だった本編シーンも多数登場。密室の取調室と混沌とした東京の街という対照的な舞台で展開されるサスペンスとアクション、刻一刻と迫るタイムリミットが観客を巻き込んでいく。