俳優の木竜麻生、菊池亜希子、団塚唯我監督が2日、都内で行われた映画『見はらし世代』(10月10日公開)のジャパンプレミアに参加した。
【写真】美人!真っ白のトップスで登場した井川遥
監督は、2021年の若手映画作家育成プロジェクトから生まれた短編『遠くへいきたいわ』で注目され、今年5月の「第78回カンヌ国際映画祭」監督週間にオリジナル脚本・初長編作で史上最年少(当時26歳)選出を果たした新鋭・団塚唯我監督(27)。再開発が進む都市・渋谷を背景に、普遍的な家族の風景と都市がもたらす変化を繊細かつ軽やかに描き出した。
主人公の蓮の姉である恵美を木竜が演じ、恵美の年の離れたピラティススタジオの友人のマキを菊池が演じている。ピラティスをやることに経緯について、木竜は「監督から『木竜さんって習い事とかしてますか?』と聞いてくれて『ピラティスやってます』と言ったんです。『じゃあ、そうしましょう』と、その流れでピラティスを恵美がやっていることになった。菊池さんは、それ合わせで通ってくれたみたいで」と裏話。菊池は「いいきっかけになりました」とにっこりで「ピラティスって、それっぽい人はみんなやっているじゃないですか(笑)。続かなかったものですから…。今回はそれなりに通っている設定だったので『やらざるを得ない!』という状況を作ってくださった」と感謝。現在のピラティス状況を確認されると「月1回ぐらい」と照れながら、なかなか通えていない現状を明かしつつも「楽しかった」と新たな趣味との出会いを語っていた。
2023年度後期のNHK連続テレビ小説『ブギウギ』で俳優デビューを果たし、一躍注目を浴びた黒崎煌代が、本作では、渋谷の街を舞台に、母の死をきっかけにバラバラになった家族の再生を模索する青年・蓮を演じる。初主演作となった黒崎は「今年の1月に撮った。いつもだったら映画の公開の時は『ようやく』と言うんですけど『もう公開なんだ』と。カンヌも行って、あっという間の日々でした。もう迎えちゃったさみしい気持ちもあります」と心境を語っていた。
この日は、遠藤憲一、井川遥、中山慎悟も参加した。