俳優の山田裕貴が主演を務める映画『爆弾』(10月31日公開)が、「第38回フィンランド・ヘルシンキ国際映画祭」で上映されることが発表された。9月24日の上映がワールドプレミアとなる。
【画像】映画『爆弾』場面写真
本作はアジア映画のショーケース部門「Asian Cuts」に選出され、当日は主人公である交渉人・類家を演じる山田と、爆弾の存在を予告する謎の男・スズキタゴサクを演じる佐藤二朗が登壇予定。劇中で火花を散らす緊迫のやりとりを見せる二人が、フィンランドの地でどんなトークを繰り広げるのか注目される。
ヘルシンキ国際映画祭プログラムディレクターのアウティ・レーン氏は次のようにコメントしている。
「映画『爆弾』は冒頭からエンドロールまで脳の奥深くを刺激し続けるジェットコースタースリラーです。山田裕貴さんと佐藤二朗さんが演じるユニークで完璧なキャラクターは、《愛と自由》をサブテーマに掲げる当映画祭にふさわしい最高のマインドゲームエンターテインメントです。世界で最も映画『爆弾』に相応しい場所であるヘルシンキにお二人を迎え、ワールドプレミアを開催できることに、この上ない喜びを感じています」
あわせて新たな場面写真も公開された。東京に仕掛けられた爆弾の存在を予告し、「爆発したって、べつによくないですか?」と挑発的に言い放つタゴサク(佐藤)に、交渉人・類家(山田)が冷静に対峙する――互いの腹の内を探り合う、息をのむ極限のやりとりを捉えた場面だ。
さらに、爆発を阻止すべく東京中を奔走する巡査・倖田(伊藤沙莉)と矢吹(坂東龍汰)が炎と煙に包まれた危険の最前線を駆け抜けるカットも公開。類家と共に取調室でタゴサク攻略に挑む警察陣、タゴサクの過去を追う所轄刑事・等々力(染谷将太)、類家の上司・清宮(渡部篤郎)、タゴサクの見張り役・伊勢(寛一郎)らが緊迫した表情を見せる姿も収められている。