俳優の駿河太郎、三船美佳がMCを務める、MBSテレビ『住人十色~家の数だけある 家族のカタチ~』(毎週土曜 後5:00 ※関西ローカル)の9日放送回に、「中庭を挟んでガラス張りの2棟が向かい合う家」が登場する。
【住人十色】壁や建具をやめたリビングダイニングキッチン
住人(アルジ)は、静岡県磐田市で暮らす子どもが2人いる4人家族。空き家になっていた妻の実家の土地を譲り受け、新居を建てた。家は、一面ガラス張り。しかも、家の前にも同じくガラス張りの建物があり、まるで家が2つに割れて間に木が生えてきたような造りになっている。
「中には開けて、外には閉じている家」を希望した住人(アルジ)夫妻。最初は、外からのプライバシーを確保して中庭が楽しめるロの字形やコの字形の住宅を計画していたが、もともと開けた200坪の土地を外から完全に閉じる形にすると予算オーバーになる。そこで余分なものを削り、生活スペースはキープしつつも大きな土地を生かせる開放感ある形を考えた。その結果、「ロ」でも「コ」でもなく2棟が向かい合う「二」のような家になったという。
開放感を重視し、独立した玄関はやめてフロアの一角のみを玄関スペースにした。さらに、メインスペースのリビングダイニングキッチンでは、壁や建具をやめることで、大空間を実現された。一面ガラスのおかげで、室内の開放感がより増しているが、さらに開放感を求め、リビングダイニングを小上がりにして、その下を収納スペースに。生活用品が外から見えないようにした。
庭を挟んだ向かいの棟の離れは、広々とした子ども部屋。一面ガラス張りなので、友達が来た時でも、親はもう1つの棟から遊ぶ子どもたちの様子を見ることができる。しかも大人たちも別の空間を確保できるとあって、ママ友たちからも大好評だそう。
クローズドかつオープンな家で暮らしてみて、妻は「フェスをやりたい」と夢を明かす。夫も「せっかく土地もスペースもあって、開けたおうちで人も呼びやすいので、憩いの場みたいなのが作れたら」と話す。