嵐の櫻井翔が主演を務める、日本テレビ系ドラマ“占拠シリーズ”第3弾『放送局占拠』(毎週土曜 後9:00※初回10分拡大、12日スタート)の制作発表がこのほど都内で開催。櫻井、比嘉愛未、ソニン、瀧内公美、ぐんぴぃ、戸次重幸が参加した。
【写真】晴れの制作発表の場でも1人だけ汚れ服装&傷メイクだった櫻井翔
櫻井が武蔵三郎を演じる“占拠シリーズ”は2023年『大病院占拠』、24年『新空港占拠』と続編が制作され、今作は3作目となる。占拠シリーズの醍醐味は、面で顔を隠した武装集団から次々に突きつけられる要求と、迫りくるタイムリミット。物語が進むにつれて、犯行の動機、犯人たちの素顔が明らかになる。しかし、明らかになればなるほど、隠されていた真実は深い謎を刻む。息もつかせぬ“どんでん返し”からの“どんでん返し”というスピード感のある展開が話題となった。第3弾の今作も、一瞬も気の抜けない完全オリジナルのタイムリミット・バトル・サスペンスとなる。
会見で櫻井は「第3作ということで、シリーズを1年に1回できていることを、とてもうれしく思っています。特に小さい子供たちからの反響も多いということで、現場でもモチベーション高く撮影に励んでいる毎日です」とにっこり。制作発表という晴れの舞台。「皆さん、まっさらな状態で登壇されているわけですけど、なぜか僕だけ衣装を汚され、顔には傷がつき…。ここに来るまで何があったのかという状態」とボヤいて笑わせた。また、1作目、2作目は1月クールだったが、今回は7月クールに。「暑さと戦いながら。毎日、天気予報を見て『嘘だろ…』と言って撮影しています」としていた。
同シリーズといえば謎が謎を呼ぶ展開。櫻井は「登壇する直前の会話でもあったんですけど、知っていることと知らないことの濃淡がそれぞれである。『聞いてないんですけど』『言っちゃダメでした?』みたいな会話がいろんなところで行われる。この作品は、人質、お面の集団、指揮本部などセクションに分かれている。一体感、チーム感みたいなものがある。それぞれの班で知っていることがあるので情報戦が始まってます」と『占拠』シリーズあるあるを語った。一方で「お面の方がセンシティブになっている。お面を被った方と2人のシーンがあった。『◯◯さん、◯◯ですよね』と話をひとしきりした後で『櫻井さん、誰だか知っているんですか?』と。お面の方も誰がどこまで知っているのか、わからなかった」とエピソードを披露していた。
櫻井は『放送局占拠』ならではのハプニングも。セットも本当の番組のようなものが組まれている。やりにくさ、やりやすさを問われると櫻井は「やりにくさはインした当初はありました。放送局で撮影するので、スタンバイも放送局の時期があった。そのフロアは、たまたまスポーツ局のフロアだったんです。スポーツの仕事もやらせていただいて、知ってるスタッフも結構いるんです。この格好で歩いていると『あれ?おはようございます!』と言われてもバレちゃいけないから軽くシカトするという(笑)。放送局ならでは、知ってるスタッフに会っちゃうのが大変でした」と『放送局占拠』ならではの珍事を語っていた。