有村架純、バーチャルプロダクション撮影の短編映画で主演「胸が高鳴りました」

 電通クリエイティブピクチャーズでは、映像コンテンツにおけるバーチャルプロダクション撮影の普及に向け、芸能プロダクションのフラームと共同でバーチャルプロダクション撮影した短編映画『mopim(ムパン)』『道子、未知満ちて。』の2作品を、13日から8月31日まで、電通クリエイティブピクチャーズおよびフラームの公式YouTubeチャンネルにて無料配信する。

【写真】海外や架空のロケーションも…スタジオ内で撮影

■『mopim(ムパン)』(約12分)
主演:有村架純 脚本・監督:水落豊 主題歌:高井息吹「moonlight」

<あらすじ>
百歳の誕生日。深夜の病室で孤独な死を迎えようとしている老婦、栗田節のもとへ黒装束の男が“お迎え”にやって来る。残されたわずかな時間、神様の計らいで若き日の姿に戻ってどんな場所へでも連れて行ってやると言う男。瞳を閉じて祈ると、節が行きたかった望み通りの場所へ。…どこへでも行けるなら、ひとつだけ大きな心残りのある八十年前へ連れて行ってほしいと告げる節。あの時伝えることができなかった大切な言葉を、亡き夫に伝えるために。

<有村架純>
短編映画『mopim(ムパン)』という作品に参加させていただきました。約10分のショートムービーではありながら慈愛に満ちた脚本、そしてバーチャルプロダクション撮影といった映像の最新技術を用いての撮影はとても素晴らしく、完成した作品を拝見してもなおその驚きは隠せません。

そこには全てスタジオで撮影したとは思えない壮大な空間が広がっていて、これからの映像界の可能性を考えるととても胸が高鳴りました。こうした最新技術を使いながらも大切なものを見失うことなく新しい物作りができるなら、、楽しみです。是非映像を観て体感してみてください。

<脚本・演出 水落豊>
バーチャルプロダクションの有用性を実証する施策でしたが、周年企画ということもあり、ただの使用例にならないようストーリーにもこだわりました。一度しかない人生でいつか後悔しないよう、伝えたいことをちゃんと言葉にする大切さ。それによって人生は180度違うものになるかもしれない。若い世代にこのメッセージが少しでも伝わればという想いで脚本を書きました。ちなみに、タイトルの『mopim(ムパン)』はwidow(未亡人)をひっくり返した造語です。

<キャスト>
有村架純、オダギリジョー、泉澤祐希
山本ゆりえ、ココ、川畠正士、西村英明、山本良子、山本和彦、飯田哲平、黄今花、佐藤恵美、飯田朔太、飯田晴音、平田杏、尾形麻子、青木萌葉、西尾幸穂

■『道子、未知満ちて。』(約13分)
主演:鳴海唯 脚本・監督:武井咲華

<あらすじ>
マップアプリの360゜カメラカーのドライバーとして働く道子。お気に入りのラジオとともに、街を眺めては空想に浸るのが、彼女にとって何よりの楽しみだった。天性の空想家である道子は、幼い頃から現実と折り合いをつけるのが苦手で、孤独感を抱えながら生きてきた。そんな彼女にとって今の仕事は、“ありのままで居ても許される”唯一の居場所となっていた。穏やかな日常を送る道子だったが、ある日、思いもよらない出来事が彼女の行動を変える転機となる。

<鳴海唯>
今回初めてバーチャルプロダクションを用いての撮影に参加させていただきました。場所や時間、天候に左右されない画期的な映像技術に心が躍り、まるで実際に運転しているような心地で撮影に臨むことができました。見てくださった方は、これらがスタジオで撮影されているという事実に驚かれるのではないでしょうか。

ストリートビュー撮影車の運転手として働き、人と関わることを避けてきた女性が、少しずつ、世の中との関わりを持てるようになるまでのお話です。ぜひ、新時代の映像美とともにお楽しみください。

<脚本・演出 武井咲華>
現実と空想のあいだを漂って生きてきた女性が、小さなきっかけを経て、閉じていた心の扉を少しだけ開いていく…そんな些細な変化を描いた作品です。作中に劇的な転機や、壮大なカタルシスはありません。ただ、暮らしの中にある風や光、気配を、バーチャルプロダクションの映像空間で再現しました。忙しない日々のなかで、自分の気持ちをふと振り返るきっかけとして、この作品がお役に立てれば嬉しく思います。

<キャスト>
鳴海唯、小手伸也
鈴木花奈、飯田晴瑠、犬塚マサオ、池谷美音、伊藤杏、長峰くみ、広瀬拓巳、芝崎一城(※崎=たつざき)、四ノ宮梨乃、牛久拓弥、大橋満帆、大橋杏