“ミスタープロ野球”として親しまれた読売巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄さんが、6月2日午前6時39分、肺炎のため東京都内の病院で亡くなった。89歳。訃報を受け、スポーツ総合誌『Sports Graphic Number』を発行する文藝春秋は、追悼特集号『NumberPLUS 長嶋茂雄』（仮）を26日に緊急刊行することを発表した。
【写真】長嶋さんの歴史『Number 緊急増刊 November 1980』～
長嶋さんは、読売ジャイアンツのスター選手として一時代を築き、その後は監督としても球団を支えた、日本球界の象徴的存在。1960年代以降のプロ野球人気を牽引した立役者であり、昭和・平成を通してファンに深く愛され続けたスーパースターだった。
1980年に創刊された『Number』では、アスリートとしてだけでなく、人間としての魅力にも迫る記事が数多く掲載されてきた。長嶋さんは同誌の表紙にも度々登場し、そのたびに“国民的英雄”の顔を誌面に刻んできた。
野球界だけでなく、日本のスポーツ文化に大きな影響を与えた“長嶋茂雄”という存在を、あらためて振り返る機会となる『NumberPLUS 長嶋茂雄』（仮）。ファンにとっては永久保存版となる一冊だ。