米ギタリストのリック・デリンジャーさんが現地時間27日に亡くなった。享年77。
デリンジャーさんの長年の友人であり世話人のトニー・ウィルソン氏が、フェイスブックで訃報を伝えた。また、同氏は米ニュースサイト「TMZ」にて、デリンジャーさんは約2ヶ月前に3つの冠動脈に対するバイパス手術を受け、経過は良好だったこと。問題なく過ごしていたが、ベッドに入ろうとした際に突然ショック状態に陥り、その後、病院で亡くなったことなどを説明した。
デリンジャーさんの妻・ジェンダさんも同メディアに対して、死因は突然の心臓発作だったと説明し、医療処置後、安らかに息を引き取ったと語っている。
また、デリンジャーさんの友人でドラマーのカーマイン・アピスは、自身のフェイスブックを通じて「安らかに眠れ。俺の良き友人、リック・デリンジャー。俺たちは素晴らしい会話をした。君を本当に恋しく思う。俺たちは素晴らしい音楽を一緒に作った。大好きだよ、兄弟。彼は本当は惜しまれるだろう。ジェンダ、君がどれだけ悲しんでいるか知っている。お悔やみ申し上げます」と追悼コメントを寄せた。
デリンジャーさんは、エドガー・ウィンター・グループなどのバンドでギタリストとして活躍し、ソロとして自身が手がけた「ロックンロール・フーチー・クー」は大ヒットを記録。同曲はネットフリックスの人気ドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン4でも使用された。また、プロレスラーのハルク・ホーガンのテーマ曲「リアル・アメリカン」を手がけたことでも知られている。晩年にはリンゴ・スター&オール・スター・バンドとともに世界ツアーも行っていた。