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来秋朝ドラ『ブラッサム』、制作統括が明かす主演・石橋静河オファーの理由「独特の雰囲気と『まなざし』が印象的で目が離せず」

 NHK大阪放送局は29日、来秋に放送する2026年度後期(大阪制作) 連続テレビ小説のヒロインを石橋静河が務めると発表した。それに伴い、制作統括・村山峻平氏が石橋の起用理由を明かした。

【全身ショット】オールブラック!シックなコーデで登場した石橋静河

 同作は明治・大正・昭和を駆け抜けた作家・宇野千代さんをモデルとする物語。タイトルは花の開花を意味する。「咲き誇れ!」という思いを込めて付けたという。主人公が自分を肯定し奮い立たせる言葉だという。脚本は櫻井剛が務める。

 同放送局で会見に出席した石橋は「このたび、ブラッサムの主人公・葉野珠(はのたま)を演じさせていただきます。はじめてこういう声をかけていただいたと来たときはびっくり青天の霹靂とはこのことか!未だにびっくりしている。宇野千代さんのについて、いろんな本を読み漁っていくうちになんて素敵なひとなんだ。長い時間かけてスタッフと掘り下げていけるんだなと思うと、とてもうれしいです」とあいさつした。

 連続テレビ小説は、今田美桜が主演の『あんぱん』が放送中。26年度前期の『風、薫る』では見上愛が主演。W主演でもうひとりはオーディションで決定する。

■制作統括・村山峻平氏コメント
世の中では「人生100年時代」と言われています。
受け止めは人それぞれですが、正直、途方もなくて大変そうだなと感じていたところ、宇野千代さんの本と出会いました。
明治、大正、昭和、平成を駆け抜け、98歳までご健在であった宇野さん。

どんなにつらく苦しいことがあっても「生きること」を選択してきた、およそ100年の生き様に心を動かされました。
同時に、目の前にある一日の大切さにも気づかされました。
一日を迎える自分の心や気分、そして相手にかける言葉や表情次第で、その日がたのしいものに変わりうる。
そんな一日をちょっとずつ積み重ねていくことが、愉快で幸せに思える人生につながる、のだと。

『ブラッサム』の作者の櫻井剛さんは、夜ドラ『あなたのブツが、ここに』でご一緒しました。
日常の人々の息づかいを優しい目線でありながらも鋭く切り取る櫻井さんだからこそ、主人公・珠の生きる激動の時代に新しい光を当てられるのではないかと思い、お願いしました。
主演の石橋静河さんは、自然体でありながら、その独特の雰囲気と「まなざし」が印象的で目が離せず、主人公・珠として生きる石橋さんを見たいと思い、オファーしました。

珠が生きる一日一日は目まぐるしく、時に苦しみや悲しみに襲われることもありますが、戸惑い悩みながらも、愉快に痛快に前に突き進んでいく珠の姿によって、見ている皆さんの一日一日に、ぱっと花を咲かせるようなドラマを半年間お届けできればと思っています。