東野圭吾×福山雅治×有村架純『ブラック・ショーマン』無事撮了 60秒の特報映像&場面写真も解禁

 累計発行部数1億冊を突破するベストセラー作家・東野圭吾の人気小説『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』(光文社文庫)を、福山雅治と有村架純の初共演で実写映画化した『ブラック・ショーマン』が9月12日より全国公開される。本日、60秒の新たな特報映像と場面写真が初公開。クランクアップを迎えた福山と有村からコメントも到着した。

【動画】『ブラック・ショーマン』特報映像(60秒)

 東野圭吾といえば、刑事、物理学者、探偵、超能力者など、これまで数多くの魅力的な主人公を生み出してきた名手。そんな彼が新たに創り上げたのは、“超一流マジシャン”。国内シリーズ累計発行部数は87万部を突破し、2020年の刊行以来、世界各国で翻訳される大ヒット作品を原作に、未解決の殺人事件に挑む“マジシャン探偵”が、映画館に新たな風を巻き起こす。

 主人公・神尾武史を演じるのは、アーティスト・俳優として不動の地位を築く福山。ラスベガスでも名を馳せるマジシャンでありながら、金にシビアで息を吐くように嘘をつくという超個性派キャラクターを演じる。福山の新境地とも言える「ダークヒーロー」像に期待が高まる。

 そして、武史の姪・神尾真世役を有村が務める。父の死をきっかけに武史とバディを組み、事件の真相に迫っていく。

 昨年10月にクランクインした本作は、つい先日(今年5月下旬)、クランクアップ(撮影終了)。福山が「ダークヒーローを演じたい」と語ったことから東野が書き下ろしたという本作は、まさに“東野×福山”の絆が生んだ一作。今回、初共演となった福山と有村だが、「有村さんのお芝居がこの作品にリアリティを持たせてくれていると感じています」(福山)、「福山さんは非常に親近感を持って自分とも向き合ってくださったので、いいバディが組めたと思っています」(有村)と、それぞれ手応えを語っており、2人が織りなす名バディに期待が高まる。

 あわせて解禁となった映像では、ドラマティックな瞬間が次々と映し出される。事件の真相に迫るために警察相手にも“手段を選ばない”武史の大胆不敵な様子や、結婚を間近に控え、純白のウエディングドレスに身を包み幸せいっぱいの笑顔から一転、父の訃報を受ける真世の姿が…。

 さらに、何者かが漫画を描く謎のカットや捜査メモのような走り書き、色褪せたアニメの看板など、まだ明かされていない登場人物やストーリーの奥深さを感じさせるシーンも。ナレーションは、原作のボイスCMで武史役を演じた津田健次郎が担当している。

 場面写真も新たに公開。福山演じる武史が兄・英一の葬儀の場で華やかなマジックを見せる姿と常にコインを指の上で滑らせている、まさにマジシャンらしい姿の2点。有村演じる真世のウエディングドレス姿と、武史の推理を聞く真剣な表情の2点。そして英一が巻き込まれた事件について語り合う2人の姿が写った2点の計6点。先日解禁されたティザービジュアルのアナザーバージョンも解禁となった。

■福山雅治 クランクアップコメント

 今作で演じた神尾武史のキャッチコピーは「新時代のダークヒーロー」。
 マジックはもちろん、扮装、殺陣など、盛りだくさんな作品になりました。そのひとつひとつの表現を楽しみながら撮影することができました。僕にとって「ダークヒーロー」という新しいキャラクターに挑戦できる機会をいただけたことによって、表現の幅を拡大することができたのではと感じております。
 初共演となった有村さんは、クランクインから説得力のあるお芝居をされていました。無言の涙という初日に撮影するにはハードルが高いシーンだったと思いますが、有村さんは見事に演じられていました。その有村さんのお芝居がこの作品にリアリティを持たせてくれていると感じています。
 『ブラック・ショーマン』は、現代の日本に横たわる社会課題を、マジックのように鮮やかにエンターテインメントに昇華していく、そんな作品になっていると思います。ぜひ劇場でご覧ください。

■有村架純 クランクアップコメント

 撮影中は私が演じた真世の父である英一さんのことをずっと考えて生きていたので、ようやく解き放たれたような気持ちです。福山さんは非常に親近感を持って自分とも向き合ってくださったので、撮影が進むにつれて距離がどんどん縮まった気がしていて、自然とお芝居で踏み込んでいく遠慮がなくなって、いいバディが組めたと思っています。
 『ブラック・ショーマン』は、静かな町で起こるとても切ない物語です。年齢問わず楽しめる作品になっていると思うので、ぜひ映画館でこの世界観を楽しんでいただきたいですし、福山さん演じる神尾武史さんのマジックも素晴らしいのでぜひ注目してください。