向井康二主演“タイBLドラマ”『Dating Game』正式タイトル&詳細発表 撮了時には「寝言までタイ語に…」

 9人組グループ・Snow Manの向井康二がタイドラマ史上初の日本人主演を務めるボーイズラブ・ロマンスコメディードラマ『Dating Game~口説いてもいいですか、ボス!?~』の正式タイトル、邦題、およびキービジュアルが公開された。さらに、向井やW主演するタイの実力派俳優マーチ=チュターウット・パッタラガムポンらが演じるキャラクターも明らかになった。

【写真】タイドラマ撮影に臨む向井康二

 今作では向井は全編タイ語での演技に挑み、脚本は、胸キュン新世代BLドラマ『Cutie Pie』や『Close Friend』など、象徴的なタイBLドラマを手がけたクリエイティブチームが集結。さらに、多くの名作を生み出してきた実力派脚本家・Maya、All-Write Teamらとのコラボレーションにより、より魅力的な物語がつむがれる。

 かつていじめられっ子だったオタク気質のヒル(マーチ)は、「Yuka! Love Me Please」という女性キャラの恋愛シミュレーションゲームの「Yuka」に愛と自信をもらい、見違えるほどのイケメンプログラマーに成長。ヒルは「Yuka! Love Me Please」を開発した会社に念願かなって就職を果たし、そこで日本からきた完璧すぎる、冷酷な鬼社長・ジュンジ(向井康二)と出会うことになる。

 就職したのもつかの間、会社がゲームのサービスを終了することを発表し、落胆するヒル。心を痛めながらも前に進もうとする彼の情熱を見て、ジュンジがヒルにある提案をもちかけてきた。ヒルはジュンジの提案したミッションをクリアできるのか…。

 恋愛経験ゼロの元オタクだが、「Yuka! Love Me Please」という女性キャラの恋愛シミュレーションゲームの「Yuka」に愛と自信をもらい、見違えるほどのイケメンプログラマーになったヒルを演じるマーチ。「Yuka! Love Me Please」の恋愛シミュレーションゲームを制作した会社のタイ支社の鬼社長・ジュンジを演じる向井。

 そのジュンジの友人で有名店のオーナーシェフ・パットを演じるFluke=Natouch Siripongthon(フルーク=ナタット・シリポントーン)。ヒルの同僚でイケメン&プレイボーイなゲームプログラマーを演じるJudo=Tantachj Tharinpirom(ユド=タンタット・ターリンピロム)。

 解禁されたポスターでは、マーチ演じるヒルが念願かなって就職したPRISMSTAR社内をバックに、マーチ、向井、フルーク、ユドらの姿が写し出されている。また、公式サイトでは相関図も追加された。

 3月より始まった本ドラマの撮影がついに終了。到着した映像では、撮影最終日の5月某日、最終日であってもいつも通りに撮影は続いてはいるものの、合間に向井がマーチにSnow Manの「SBY」や「ブラザービート」の振付けを教え一緒に踊って和気あいあいとしたムードで、撮影の合間を楽しんでいる様子がうかがえる。メインビジュアルを撮影している様子や、無事に撮影終了したお祝いにもらった花束を手に、共に撮影を頑張ってきたキャストたちと、コビ監督全員で記念撮影をしている姿が印象的だ。

 情熱的で前向きなヒルを演じたマーチは、撮影が終わりを迎えることに対して「少し胸が痛みます。康二やキャストやスタッフのみんなと毎日一緒にいて本当に密な時間を過ごしてきました。撮影が終わって、それがもう続かないと思うと不思議な気持ちです」と複雑な気持ちを明かし、「でも同時にワクワクもしています。物語がどう完結して、見てくださる人たちがどう反応してくださるのか早く見たいです。みんなで全力を尽くしました」と間もなくファンに届けられることへの期待を語っていた。

 向井演じるジュンジの親友で心優しいパットを演じたフルークは、撮影終了を迎えて「本当にあっという間でした。正直、まだ始まったばかりのような気分です。ようやく皆と深くつながれたところだったのに」とノスタルジーと感謝の気持ちを語り、「毎回の撮影が笑いに満ちていて、雰囲気も本当に温かくて居心地が良かった。また皆と一緒に仕事がしたいです」と撮影現場のポジティブなエネルギーとキャスト・スタッフの絆の深さを強調。「このドラマは特別なんです。スタッフもキャストもすべてが美しくまとまっていたと思います。きっと視聴者の皆さんにも楽しんでいただけると思います」と、最後に前向きなメッセージで締めくくった。

 魅力的でカリスマ性あふれたベイを演じたユドは、現場でも温かい心で対応してくれる人で、「正直、撮影が終わってほしくなかったです。本当に楽しくて幸せな現場でした。みんなポジティブなエネルギーにあふれていて、まだ撮影を続けたい気分です!シーズン2、お願いします!」と、築き上げた強い絆を強調。「マーチとはまるでお笑いコンビのようでした。ふざけあって、お互いを助け合って、リズムもすごく良かったです。きっとその雰囲気が画面にも出ていると思います」と語り、「このドラマは本当に楽しくて心温まる作品です。タイ、日本、そして世界中の皆さんに、第1話から最後まで一緒に楽しんでいただきたいです!」とメッセージを寄せた。

 撮影を終えた向井は、「1日に撮影するボリュームが本当に多くて、僕のタイ滞在中の撮影で、ハードなスケジュールになったにもかかわらず、無事に撮り終えることができて本当に感謝しています。同時に、ご迷惑おかけした部分もあったと思うので申し訳ない気持ちもあります」と支えてくれたスタッフたちへの感謝の気持ちを語り、「みなさん、本当に優しい。日本の現場と同じようにポジティブな方が多くて、頑張っている空気がとても好きだなと感じました。日本の優しさとはまた少し違う、タイならではの優しさや温かさがあるなと思いました」と回想。

 「この撮影期間中は、どんな仕事をしていても頭の中にはいつもタイのことがあって、寝言までタイ語になるほどタイ語のことを考えていました。クランクアップを迎えて、ようやく肩の力が抜けて『よっしゃー!』という達成感もありましたが、毎日やっていたルーティーンが終わってしまう寂しさもあります」と今の気持ちを告白。

 「初めてタイのドラマに出演できたことは、今までやってきた仕事の中でも特別な意味を持っていて、母が喜んでくれるということもあって、『いつか出たいな』と思っていた夢が叶ったのは大きいですし、この作品がたくさんの人に見てもらってこそ意味があると思っているので、より多くの人にこのドラマを観ていただきたいです、応援よろしくお願いします!」と呼びかけている。