“バカ映画の巨匠”として知られる河崎実監督の最新作『還暦高校生』(6月27日公開)。俳優・ひかる一平が43年ぶりの主演を務めることでも話題の本作の本予告が解禁となった。これによって、『3年B組金八先生(第2シリーズ)』で、“腐ったミカン”の加藤役で知られる直江喜一が出演していることが明らかになった。
【動画】映画『還暦高校生』予告編映像
本作の主人公・椎名は、大学受験に失敗し続け、42回留年し、還暦を迎えても現役高校生。演じるひかるは、全編学ラン姿で劇中に登場する。本作が映画『胸騒ぎの放課後』(1982年)で主演を務めて以来、43年ぶりの主演映画になる。
そして、直江が演じるのは、椎名の元同級生・伊藤役。ひかるとは、1980年の『3年B組金八先生』以来、44年ぶりの共演が実現した。元“3B”のクラスメートだけに、本作でも息の合った共演を披露している。
そのほかにも、舞台となる星空学園に赴任してきたばかりの若手熱血教師・野々山先生役に石田泰誠、マドンナの英語教師・亜紀子先生役に戸苅ニコル沙羅、さらに70年代の伝説の少年アイドルグループ・ビッグマンモスの森井信好、昭和のラジオスター・笑福亭鶴光、『ウルトラマン』の古谷敏らが共演する。
解禁となった予告編では、若手熱血教師・野々山先生が星空学園3年B組に赴任。42回ダブっている椎名に驚きつつも、野々山は椎名にサッカー部へ入ることを勧める。
一方、野々山は、教育熱心のあまり、不良の生徒には鉄拳制裁、校内暴力も日常茶飯事。さらに恋愛に悩む男子生徒にはメールではなく、ラブレターを進める始末。そんな中、椎名の元同級生だった伊藤が、学校内で暴力事件を起こし、放送室に籠城。あの「俺は腐ったミカンなんかじゃない!」も登場する。
そして、椎名は野々山先生へあるひとつの提案をする。それは、野々山が1000本のシュートを止めることができたら、いさぎよくサッカー部へ入部するというもの。椎名は1000本のシュートを止められるのか?野々山先生と椎名のサッカー対決の結末、男同士の約束はいかに――。
あわせて解禁となった本ポスターは、主人公・椎名が、学ラン姿で、ビジュアルのど真ん中に登場!夕陽のグラウンドをバックに、元同級生の伊藤(直江)も椎名に優しい眼差しを送っている。そして【六十歳でベテラン高校生!?人として42ダブってどうなの!?】【令和のヤングに贈る青春映画!これが俺たちのスタートライン!】というキャッチコピーが打たれ、まさに60年代~80年代の青春学園ドラマ感満載のポスタービジュアルに仕上がっている。