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藤井道人×木村大作×舘ひろし『港のひかり』に眞栄田郷敦が出演 寺島しのぶの息子と二人一役

 藤井道人監督と名キャメラマン・木村大作がタッグを組み、舘ひろしが主演を務める映画『港のひかり』(11月14日公開)に、俳優の眞栄田郷敦が出演していることが明らかになった。眞栄田は、両親を事故で亡くし、視力を失った少年・幸太の12年後──青年期の姿を演じる。

【画像】尾上眞秀演じる少年・幸太と“おじさん”、眞栄田郷敦演じる青年・幸太と“おじさん”ほか劇中写真

 昨年公開の『ブルーピリオド』で単独主演を務めたほか、『ゴールデンカムイ』(2024年)、ドラマ『エルピス-希望、あるいは災い-』(22年/KTV)など、話題作への出演が続く眞栄田。

 本作では、尾上眞秀が演じる少年期の幸太と“二人一役”で同一人物を演じた。眞栄田は「尾上眞秀くんの生のお芝居や映像を見させていただき違和感のないように幸太を引き継ぎたいと思っていました」と語り、役作りに際して尾上の演技を丁寧に観察し、青年期の幸太に反映させようと努めたことを明かしている。

 物語は、不遇な境遇で絶望の淵にいた少年・幸太が、舘演じる“おじさん”の助けによって視力を取り戻すところから動き出す。しかし、目が見えるようになった時、おじさんの姿はもうそこになかった。優しく、そして強い存在だったおじさん。彼はどこに行ったのか。どんな顔だったのか──それを知らないまま青年になった幸太は、「実は、おじさんは元刑事だったんだ」という小さな嘘を信じ、憧れの人の背中を追うように、自らも刑事となる。

 藤井組への初参加や、舘との共演について、眞栄田は「映画『ヤクザと家族The Family』を見て、藤井監督や舘さんとずっとご一緒したいと願っていました。今回そのお二人と同時にご一緒できる機会をいただきすごく気合いの入る現場でした」と熱い想いを語っている。

 また、本作はキャメラマン・木村により、35mmフィルムで撮影された。眞栄田は「フィルム撮影は普段の現場にはない集中力と緊張感がありました」と、慣れない環境での撮影に対する苦労と、それゆえの特別な体験を振り返る。

 役作りについては、「少年時代におじさんから見せられた強さと優しさをずっと追いかけて生きてきた。その“描かれていない十数年”をしっかりと青年・幸太に乗せて演じたいと意識しました」と明かし、「誰かのために生きる美しさを感じられる映画になっていると思います」と、本作の感動ドラマとしての魅力にも自信をのぞかせた。

 また、今回の発表にあわせて劇中写真も解禁。舘演じる“おじさん”とベンチに佇む幸太や、港町を背景に寂しげな表情を浮かべる姿、刑事として拳銃を構える場面などが公開された。

 さらに、眞秀演じる少年・幸太と“おじさん”、眞栄田演じる青年・幸太と“おじさん”がそれぞれ海を背に語らう、時代を超えた二人の関係性を感じさせるスチールも登場。月日を経て変化する絆、そして再会の瞬間。青年・幸太がどんな事件に向き合うのか──ストーリーへの期待をかき立てる内容となっている。