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“横綱昇進確定”大の里『Tarzan』W表紙で登場「ただデカいだけでは勝てない」「柔らかさが必要不可欠に」

 入幕から史上最速での昇進が確定した横綱・大の里が、6月5日発売のフィットネス・ウェルネスの総合誌『Tarzan』(マガジンハウス)に登場する。特集「硬いカラダを裏から柔らかく」に合わせて、表紙と裏表紙から始まる9ページを飾る。

【写真】綱取りへの道を「裏」から語る大の里

 史上最速での横綱昇進確定の大の里。今回の撮影は五月場所を目前に控えた二所ノ関部屋で行われた。特集のテーマは「硬いカラダを裏から柔らかく」。相撲の力士にとって柔軟性は必須。今回は「カラダの裏」に注目した内容で、裏表紙にも登場する。大の里のスペシャルコンテンツは、裏表紙から始まる逆読み9ページ。緊張感溢れるけいこの様子を追った写真とレポートは見応え十分。そして、けいこ後のインタビューでは、綱取りまでの道のりと、自身の柔軟性についてたっぷり語っている。

 取り組み後のインタビューでは、直後に五月場所が控えていることを感じさせないくらい、落ち着いた受け答えが印象的。相撲のけいこについては、親方の教えを大切にしていることがよく分かる受け答えで、言葉の選び方も実直そのもの。話題が栄養学やスポーツ生理学、コンディショニングやトレーニング技術などに及ぶと、さすが日本体育大学時代に勉強しただけあって、同誌スタッフも驚くほどの知識量だった。

 実は表紙でも披露した「股割り」がさほど得意ではないという大の里。しかし、小学生の頃は、学校も相撲教室も建物が古く、和式トイレを利用していたおかげで足首が柔らかくなったと、意外なエピソードを語った。強烈な立ち合いからの突っ張りや、グッと腰を落として踏ん張る土俵際、体制を崩すことなく相手をいなす上体の柔軟性などは今場所でも印象的。力強い相撲を取るために柔軟性がいかに大切かが、インタビューからも伝わってきた。

 そして、長い歴史の中で編み出されてきた相撲のけいこについては「退屈に見える日々のけいこをどれだけ丁寧に、楽しくできるかが強くなるための1番の近道」だと語ってくれた。鏡に向き合い、繰り返しの動きを細かいところまでチェックする大の里の姿を捉えた、この9ページ企画のラスト写真も必見だ。

 大の里は「相撲をやっていて改めて思うのは、体重が重く、ただデカいだけでは勝てないということ。そのためにも、柔らかさが必要不可欠になってきます」(本誌より)とコメントしている。