11人組のグローバルボーイズグループ・JO1の豆原一成と俳優の市毛良枝が、映画『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』(10月24日公開)でW主演を務めることが28日、発表された。市毛は44年ぶりの映画主演となり、孫と祖母とが軽やかにつむぐ家族の物語となる。あわせて、ティザーポスタービジュアル、特報、W主演のふたりからのコメントが公開された。
【写真】JO1として活躍中!主演を務める豆原一成
豆原は、日本レコード大賞優秀作品賞を2023年、24年受賞、NHK『紅白歌合戦』に3年連続(22~24年)出場を果たしているJO1の最年少メンバー。近年、TBS日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』での好演や5月30日公開映画『BADBOYS -THE MOVIE-』で初主演を務めるなど、俳優としての活躍が注目されている。今作では、祖母との日々のなかで夢を見つけていく、コーヒーにだけはこだわりがある、ちょっと頼りなくて優しい大学生の孫・拓磨をナチュラルな存在感で演じる。
市毛は、映画『ラーゲリより愛を込めて』(22年)、『明日を綴る写真館』(24年)ほか、長年多くのドラマ・映画・舞台で活躍。今作が『青葉学園物語』(1981年)以来、44年ぶりの映画主演となる。ピュアな好奇心を解き放ち、若い頃の夢だった「学び」を楽しんで世界を広げていくチャーミングな祖母・文子をいきいきと演じる。
監督は、中井貴一主演映画『大河への道』(2022年)などの中西健二氏、脚本は『サイレントラブ』(24年)のまなべゆきこ氏が務める。
原案は、約100年前、女性の活躍が困難だった時代に学校を創立(のちに現在の学校法人文京学院に発展)、教育のために奔走した島田依史子さんの著作『信用はデパートで売っていない 教え子とともに歩んだ女性の物語』(講談社エディトリアル刊)。島田さんが後進に伝え続けた「学ぶことは楽しい」という概念を核に据え、彼女の生きる姿勢のエッセンスをちりばめて本作の物語が構築された。
祖父を亡くした祖母を気づかい同居したはずなのに、同じ学び舎で学ぶことになった祖母との日々は逆に拓磨を元気づけていく。“夢に迷う孫”と“夢を見つけた祖母”がつむぐ、人生のふとした喜びを描く家族の物語を描く。
今回公開されたティザーポスタービジュアルは、コーヒーにこだわりを持つ拓磨が淹れたコーヒーをふたり並んでおいしそうに飲むシーンを切り取ったもの。笑顔のふたりに「一歩踏み出してみると、人生って意外と楽しい」というコピーが添えらている。
さらに、今作の特報も公開された。突然の同居に戸惑う孫・拓磨と、孫との生活を楽しみにしていた祖母・文子は、なんと同じ大学で学ぶことに。「若いころの夢をかなえに来ました」と話すキラキラとした表情の祖母・文子を見ながら、“夢を見つける”ことに悩む拓磨。そんなふたりが見つけたのは、富士山が好きだった亡き祖父が遺した“謎の数式”。それはふたりにとっての一歩を踏み出すきっかけとなるさらなるサプライズとなっていく。拓磨が唯一こだわりをもつ“コーヒー”をともに楽しむふたりの表情もポイントとなる。
豆原は「自分の中ですごい挑戦で、いろいろなことを考えながら、そして悩みながら作り上げた作品になりました。名だたる役者の皆さんや、すばらしい監督と一緒にできたことが本当にうれしかったですし、自分にとってすごく成長できたと思います。この作品を通して、誰かを思うことや学ぶことの楽しさを感じてもらえるとうれしいです。楽しみに待っていてください」とコメント。市毛は「幸せってなに?私は幸せなの?きっと誰もが考え、悩んだことがあるのではないでしょうか。当たり前の日常に幸せを感じていた文子さん。突然夫を亡くしうつろになってしまいます。でも夫の遺したものから彼女は一歩踏み出し、新たな世界を見つけていきます。それは亡き夫の思いを探る旅でもありました。彼女の走り出した先に見えたのは、私も目指していきたい、信じ続けていきたい未来でした。挑戦を怖がらない。人はいくつになっても変われる。そして学びは楽しい」と作品への思いを伝えた。
【コメント全文】
■豆原一成 コメント
やっと皆さんに情報解禁することができて本当にうれしいです。
自分の中ですごい挑戦で、いろいろなことを考えながら、そして悩みながら作り上げた作品になりました。名だたる役者の皆さんや、すばらしい監督と一緒にできたことが本当にうれしかったですし、自分にとってすごく成長できたと思います。この作品を通して、誰かを思うことや学ぶことの楽しさを感じてもらえるとうれしいです。楽しみに待っていてください。
■市毛良枝
幸せってなに?私は幸せなの?きっと誰もが考え、悩んだことがあるのではないでしょうか。
当たり前の日常に幸せを感じていた文子さん。突然夫を亡くしうつろになってしまいます。でも夫の遺したものから彼女は一歩踏み出し、新たな世界を見つけていきます。それは亡き夫の思いを探る旅でもありました。我々世代がこれからを考えるとき、避けては通れない老後の生活。新しい体験をする文子さんに叱咤激励されつつ、暑い中での撮影を終えました。彼女の走り出した先に見えたのは、私も目指していきたい、信じ続けていきたい未来でした。挑戦を怖がらない。人はいくつになっても変われる。そして学びは楽しい。