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高田文夫、昭和のいるさんを楽曲で追悼 『ヒットパレード』抜てきでブレイクの過去

 漫才コンビ「昭和のいる・こいる」で活躍した昭和のいるさんが24日、肺炎のため亡くなっていたことがわかった。88歳だった。所属する落語協会が26日、ORICON NEWSの取材に「事実」と回答した。同日放送のニッポン放送『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』(前11:30)では、のいる・こいるブレイクの“仕掛け人”である高田文夫氏が、追悼した。

【写真】漫才コンビ「昭和のいる・こいる」で活躍した昭和のいるさん

 高田氏が行っているブログ『高田文夫のおもひでコロコロ~バウバウ昼ズ篇~』では、2022年1月5日にアップした『しょうがない しょうがない』にて、『爆笑ヒットパレード』に抜てきした際のエピソードを紹介。ひょうきんディレクターの佐藤義和さんと寄席に行った際、のいる・こいるのひょうひょうとした漫才がウケていることに着想を得て、爆笑問題、Take2、海砂利水魚(現くりぃむしちゅー)などといった若手が出ていたコーナーに、当時すでに年長者であったのいる・こいるを出演させたところ、たちまちヒットとなったと伝えていた。

 こうした経緯もあったことから、高田氏は番組の冒頭で「のいるさんが亡くなって。こいるさんは数年前に亡くなっていたんだけど。マネージャーから連絡があって」とコメント。番組終盤には「僕と玉置浩二さんで作った、陽気な明るい歌ですね。『そんなもんだよしょうがない』」として、のいる・こいるの楽曲をオンエアした。

 のいるさんは、1936年7月23日生まれ、石川県出身。66年、国士舘大学卒業後、昭和こいるさんとともに、獅子てんや、瀬戸わんやに入門。2人ともに歌声喫茶から漫才界に入り、同年4月に浅草松竹演芸場にて初舞台。三橋美智也・二葉百合子・森昌子ショーの司会や漫才を行う。84年、漫才協団九代目真打昇進。88年に落語協会会員となる。主な受賞歴は、76年「NHK漫才コンクール」優勝、77年「国立演芸場花形演芸賞」銀賞、2000年「浅草芸能大賞」奨励賞。また、85年にはキングレコードより「一気酒」「のろけ節」を発売した。