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12/7 ADVANCE EARTH放送後記

フランスでは、1950年代におよそ5万軒あった靴修理店が、
今や3,000軒ほどに激減しています。

そんな中、持続可能なスニーカーとして知られるブランド:
「VEJA(ヴェジャ)」が、フランス北部の街ルーベに
スニーカーや衣類の「修理」を学ぶ学校を開校しました。

この学校は、単に修理技術を教えるだけではなく、
経済や起業まで幅広い知識を学ぶことができるのですが、
最大の特徴は、学生たちが
フランスの最低賃金に相当する「給与」をもらいながら
学べる点です。

このように、学校が「給料」を与えながら研修を行うことは、
学生たちの生活を支えるだけでなく、
“修理という職業は正当な価値を持つ”ということを
再定義することにもつながります。

また、フランスでは、
83%の人が「服や靴を修理して長く使いたい」と答えているのに対し、
職人が不足しているというギャップがありました。
この学校は、その需要に応える使命も担っています。

“モノ”を直す技術だけでなく、雇用や地域の課題といった
“社会”も同時に修復しようとする試み。
「もったいない」という素晴らしい文化が根付く日本でも、
このように「直す価値」を社会全体で支えていく仕組みを
見習いたいですね!


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