「リジェネラティブ」とは、
現状を維持する「サステナブル」とは違い、
人間が関わることで環境をより
“豊かに再生する”ことを目指す考え方を指します。
最近、この言葉を掲げるコーヒー農園が増えていますが、
実はこれまで、業界共通の「定義」というものはありませんでした。
そこで、世界のコーヒー関係者が集う組織
「Global Coffee Platform」が、
リジェネラティブの定義を明確にしたガイダンスを発表しました。
このガイダンスの特徴は、
「こういう農法をすべき」といった“ルール”を決めるのではなく、
「どんな状態になったら『再生』と言えるか」という
“成果”を示している点。
具体的には、
・「土が健康で豊かになること」
・「農園内外に多様な生き物が増えること」
・「農家の収入が安定し、自立できること」
といった、環境・経済・社会の3つの成果が示されています。
世界中のさまざまな産地の違いや
コーヒー農家の生活への影響などを考慮し、
今回掲げた3つの成果に至るまでの方法は、
それぞれの現場の状況に応じて
最適化できる設計になっているのです。
環境の再生は、農家の経済的自立と
健やかな地域社会に支えられて、初めて実現する。
そんな未来を、業界全体で目指そうという
ステキな取り組みですね!
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【今日の1枚】
駅で発見した古着回収ボックス。
まだ着られる古着を出したいけど、
近所にそんなお店がない場合、
駅でボックスに入れるだけなんて
手軽で良いですよね。
なぜ今までなかったのか?!
鮮やかなオレンジがとても目立っていて、
取り組み同様に
注目されることも大事だと思いました。
また来週!