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11/2 ADVANCE EARTH 放送後記

イギリス最大の ろう学校「ヒースランズ・スクール」。
2024年、聴覚障害のある建築家が設計に参加し、学びを支えるたくさんの工夫で、五感に寄り添う新校舎を完成させました。

例えば、建物の内部は「視線が途切れないこと」を最優先に造られていて、手話による会話が制限されないように、広い空間を作り出し、自然な交流が生まれるようにした設計となっています。

また、教室の壁は、肌のトーンがもっとも認識しやすい、柔らかな青色に統一。
窓は、逆光で相手の表情や唇の動きが見えにくくならないよう、光の取り入れ方が計算されています。

さらに、各教室には、静かに稼働する自然換気を設置しているため、窓を開けずに換気でき、補聴器や人工内耳にとって負担となる「雑音」を遮断できるのです。

そして注目すべきは、これらの工夫は、聴覚に障害のある人のためだけの特別仕様ではないということ。
静かで、見通しの良い空間は、誰にとっても快適なデザインですよね!

障害の有無にかかわらず、誰もが快適に利用できる 学校や公共施設。
そんな当たり前の社会が、すぐそこまで来ています。

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【今日の1枚】

先日、初めて中野ブロードウェイに行きました。

広くて長い廊下、そして低めの天井に無機質に並ぶ蛍光灯が
異質でなつかしい空間を創り出していました。

レトロ好きで、今度中野に用事のある方は
絶対に一度行ってみてください。
あの中だけ、時代が平成を保ったままなので、
ノスタルジーにひたれること間違いなし。

楽しかったあの頃を思い出すお店や空間が、
施設内のどこかに必ず存在します。
訪れた誰もが、何かしらの懐かしさを感じられるこの貴重な建物
いつまでも無くならないでほしいなあ(しみじみ

では、また来週!

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