6/15 ADVANCE EARTH 放送後記

赤ちゃんや介護が必要な方の生活を支える「紙おむつ」。
一日何枚も使うこの消耗品ですが、世界では、なんと
「毎分30万枚」以上もの紙おむつが廃棄されているというデータもあります!

その多くにはプラスチックが使用されており、適切に処理されない場合、
自然に分解されるまでには400年~500年かかるとも言われており、
地球環境にとって大きな課題です。

そんな中、アメリカのスタートアップ企業が、画期的な紙おむつを開発しました。その特徴は、なんと、プラスチックを“食べる”菌類を活用したこと。

このおむつは、菌の入った小さな袋がセットになっていて、
使用後、おむつとこの小袋を一緒に捨てると、菌が水分に反応して活動を始め
おむつの素材を内側から分解してくれるという仕組みです。

特別な処理施設は必要なく、自然の環境下で
早ければ数週間から、長くても1年以内には土に還るように
設計されているといいますから驚きですよね。
この技術は高く評価され、
衛生分野の革新的なテクノロジーに贈られる賞も受賞しました。

この「菌で分解するおむつ」の技術、実用化が待たれます。

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【今日の1枚】
先日、ランチしたお店のメニューは、
日替わりも多いせいか、
手書きで一つ一つのメニューが
壁に貼られていました。
これなら、毎日の変更も自由自在。
また温かみも感じられ、ほっこりしました。

では、また来週!

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