●1組目のゲストは、城之内ミサさん。
東邦音楽短期大学音楽学部作曲楽理専攻在学中より『3年B組金八先生』等の
人気ドラマやCM、映像音楽の作編曲や、国立パリ・オペラ座、パリ管弦楽団と共演、
そしてシンガーシングライターとしても活躍されている『ゲキバンの女王』城之内ミサさん。
今回1988年から1994年の7年間在籍したムーンレコード時代をまとめた
初の本格的ベスト盤『ゴールデン☆ベスト』をリリースされました。
ご本人が選曲し、7枚のシングル曲を含みアルバムからも選曲した全16曲が
最新マスタリングで収録されています。
「たぶん昨今のシティポップ(ブーム)とかあって、
いろんなところからリクエストもあったみたいで・・・
よく久しぶりに発掘して頂いたと(笑)」
歌うようになったキッカケは、劇伴を担当していたドラマのプロデューサーの勧めだそうで、
「主題歌どうしようかってなった時に、ミサさんでいいんじゃない・・・ってなって」
「歌下手なんですけど詞もあんまり書いたことないんですけど、
劇伴の一種としてやらせていただきました(笑)」
最初はドラマでのオンエアだけだったので、CD化はされなかったそうです。
「ラジオのリクエストが殺到しても音源がない不思議な現象となってた時に、
『親子ウォーズ』の主題歌で“噂の城之内ミサがそろそろ音源出るぞ”みたいになって(笑)」
「インストゥルメンタルって音域関係ないですよね。
だから私の楽曲って2オクターブ平気で出てきちゃう」
「“あんまりレンジが広いと歌ってもらえないですよ”って言われて、
(カラオケは)意識して作んなきゃいけないんだ・・・って(笑)」
世界的に活躍されている城之内さん、
ユネスコ世界遺産トーチランコンサート(パリ公演)は今年もやります。
11月に新曲もリリースの城之内ミサさん、ありがとうございました。
●番組後半はミュージック・ゼミナール。
一誠さんの新書『21世紀 「J‐POP 歌謡曲」クロニクル』を
版元の言視舎の社長・杉山尚次さんとご一緒に紹介しました。
この本は、オリコン発行の音楽業界誌『オリジナルコンフィデンス』で
10年以上連載したものから厳選された、4半世紀にわたる音楽批評をまとめたもの。
平成から令和にいたる21世紀の四半世紀、激変する日本の音楽シーンを
批評し続けてきた音楽の年代記=クロニクルです。
書き下ろしで「21世紀の日本の音楽シーン」を概説。
今日の「カバーブーム」「シティポップ・ブーム」を予見し、
このブームと親和性が高く、マーケット的にもニーズの高い
「大人の音楽=Age Free Music」の動向を解説しています。
是非お手に取ってお読みいただければと思います。
言視舎・杉山尚次さん、ありがとうございました。
また来週、お幸せに!