●ゲストは、6年ぶりのオリジナル・アルバム
『 シン・セルカヴァーズ 怪物 』をリリースした泉谷しげるさん。
48年ぶりに故郷フォーライフに復帰し制作されたこのアルバム。
タイトル・チューンとなる大作「怪物」と、泉谷さん流ラブ&メッセージソング
と言える「たった一人の熱き想い」という2曲の新曲。
そしてご本人曰く「全国をライブで廻っていると、当時の曲を現在のボーカルで
聴きたいというファンが多い。そこで全国のライブハウスを廻って厳選した6曲を
76歳の俺が歌い直すことにした」というセルフカバー6曲。
さらになんと吉田拓郎さんのデビュー曲「イメージの詩」のカバーが収録されています。
アルバム制作について
「当時から素晴らしい奴(スタッフ)がいっぱいいた。
今度こそその優秀な奴らとやろうと!」
「あと後藤(社長)さんに誘われたのを1回反故にしちゃってるんで、
申し訳ないなって気持ちと、彼が好きだし・・・
こう見えても義理と人情で生きてるんで(笑)」
「(カバーについて)全曲オリジナルは作る土台はないし、めんどくせ-なって」
「昔のやったのを今の声で入れ替えたい。でもまたここも難しいとこなんで。
当時いくら稚拙でも若くても、その時代のオリジナルじゃないですか。
それを変えるのは勇気がいりますよね」
「もともとレコーディングが好きじゃないんで、どうやったら好きになる方法ないかな・・・」
「ライブスタイルが一番いいんですよ!なんとかライブにしようと
スタジオの外にマイク出したり、ドア開けてノイズ入れてりして録ったり・・・」
収録曲「国旗はためく下に」について
「エンタメは恋愛もできるしお笑いもできる。だけど批判もできるんですよ」
「エンタメだからこそ批判が届く場合だってあるからね」
「エンタメの神髄である政治批判とか戦争批判というのは、
やっぱりやり続けないといけないですね」
「とにかく一人でもいいから騒いどこうかというやつね。
ホントは平和が大好きで仕方なくやってるんですよ(笑)」
新曲「怪物」について
「みんなの中にある怪物性というもの、良いも悪いも含めて
人間ていうのはホントに誰の中にもあるよな」
「それを抑えるのがおそらく教育であり価値観であり愛情なんだろうと思うんです」
「人間は教育を与えない限り無軌道な生き物なんだ。縛られるのはイヤかもしれないけど
教育ってのは基本的にストッパーなんだろうね」
「(MVの)監督やったのは説明するのが面倒くさいんで(笑)」
もともと漫画家志望の泉谷さん
初の漫画単行本 『ローリング サンダー』も発売されます。
今夜は本気のメッセージが伝わりました。泉谷しげるさん、ありがとうございました。
また来週、お幸せに!