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2025年10月

第339回 番組審議会

FM NACK5の第339回番組審議会が、10月15日にさいたま市浦和区内で行われ、片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、安福順二委員(フリージャーナリスト)、石井義行委員(団体職員)、萩原由浩委員(自治体職員)が参加して行われました。FM NACK5からは、片岡尚代表取締役会長、武藤昭代表取締役社長、森口達治放送本部長、廣瀬紀子編成業務部長、編成制作部山村太郎シニアディレクター、谷井佳輔編成業務部課長の6名が参加しました。今回は、2025年8月15日(金曜日)に放送されました『K's TRANSMISSION』を試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。

『K's TRANSMISSION』は、メジャーデビューから50年以上を経過した今もなお、日本の音楽業界のトップランナーとして君臨する・THE ALFEEの坂崎幸之助が、持ち前のトーク力と幅広いゲストとの対話を通じて「音楽の魅力」を深堀りしていく音楽番組です。

委員の皆様から頂いたご意見は次の通りです。

〇THE ALFEEの坂崎幸之助という著名なアーティストが有する豊富な音楽に関する知識をゆったりとしたテンポで聴くことが出来るため、全般的に心地よく聞くことができた。番組全体が『坂崎ワールド』という印象で、NACK5にとっても安定したリスナー獲得に繋がっている番組だと思う。選曲は1960年代後半の楽曲が中心で、当時の社会状況や若者の動向などが分かるような興味深い選曲だと感じた。若い世代にとっては、2時間という放送時間、番組進行のテンポ、選曲が合うのかなど聞いてみたいと思った。

〇誰もが知っているTHE ALFEEの坂崎さんによる完成度の高い番組、という印象だった。
坂崎さんと同世代の方も、世代が違う方も、幅広い層に刺さると思う。60~70年代を中心とした選曲には懐かしさと新鮮さが感じられた。軽妙なトークも魅力的で、何気ないコメントもリスナーにとっては宝物のような言葉。リクエスト曲も、生放送ならではの即興演奏を楽しめる構成になっており、坂崎さんの会話と相まって、飽きることがない。坂崎さん自身の番組愛が伝わる心地よい時間だった。

○番組冒頭で当日のメニュー説明があり、トーク・楽曲のバランスも申し分なく、長時間番組でも飽きない構成になっていた。趣味やスポーツ、昔話など、多方面にトークが飛んでいくが、ユーモアを交えながら丁寧に話してくれるため耳心地もよい。「坂崎商店」のコーナーでは、飾り気のない独り言もそのまま放送されるが、本人のあたたかい人柄、すなわちパーソナリティーが伝わってくるようでラジオの理想形とも思った。選曲、曲の説明、自身の意見、全てが円熟味のある音で伝わってきており、これからも長く続けてほしい番組だと思った。

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