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2025年9月

第338回 番組審議会

FM NACK5の第338回番組審議会が、9月9日にさいたま市浦和区内で行われ、片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、安福順二委員(フリージャーナリスト)、石井義行委員(団体職員)、萩原由浩委員(自
治体職員)が参加して行われました。FM NACK5からは、武藤昭代表取締役社長、森口達治放送本部長、廣瀬紀子編成業務部長、金井勇樹編成制作部課長、谷井佳輔編成業務部課長の5名が参加しました。


今回は、2025年8月22日(金曜日)に放送されました『きつねのこんこんらじお』を試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。
『きつねのこんこんらじお』は、人気お笑いコンビ・きつねの2人が、FMラジオらしからぬざっくばらんなトークを主軸に置いた番組で、音楽を1曲も流すことなく、ひたすらトークを楽しんでいただくバラエティー番組です。


委員の皆様から頂いたご意見は次の通りです。


〇きつねのファン番組としては良いと思うが、初めて聴く方には、固有名詞など分からないワードが多数出てくるため、不親切なところが多いと感じた。大津さんから「最近怒らないようになってきた」というエピソードがあったが、タクシーの運転手さんに対する苛立ちなど、あま
りに強く汚い言葉が多く、笑えないリスナーも多いのでは・・・と感じた。


〇プロの芸人さんらしい鋭い話術を楽しめる番組。何度も聴くと話の流れが理解できて笑えるが、1 回聴いただけでは分かりづらいトークも多く、聴く人を選んでしまうのではないかと感じた。他の回も試聴してみたが、内輪トークがメインになることも多く、リスナーとのやり取りを増
やすなど、全体のバランスを考えてほしい。


〇ラジオ番組には娯楽・教養など、軸となるコンセプトと魅力があるべきだが、今回の番組に魅力を見つけることは出来なかった。彼らの芸風を考慮すると、しゃべくりを生かす構成は最適でない気がした。身近なエピソードが羅列されているが、本人たちとスタッフだけが楽しめる
ような作りになっており、独りよがりな視点からのトークも好ましくないと感じた。NACK5リスナーの多くは関東在住であると思うが、早すぎる関西弁も聴き取りづらさがあるのではないかと思う。


〇きつねという尖った芸人を好む層には刺さる内容かもしれないが、そうではない層には魅力が伝わらない構成になっている。万人に受けづらいという意味で、提供社ありの番組として微妙だと思った。「月に3千万円の収入があったら・・・」というエピソードも、オチが「投資と恋愛しかない!」という共感しづらいもので、編集にも一工夫欲しいと感じた。

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