FM NACK5の第334回番組審議会が、4月8日にさいたま市浦和区内で行われ、片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、安福順二委員(フリージャーナリスト)、石井義行委員(団体職員)、萩原由浩委員(自治体職員)が参加して行われました。FM NACK5からは、片岡尚代表取締役会長、武藤昭代表取締役社長、森口達治放送本部長、廣瀬紀子編成業務部長、谷井佳輔編成業務部課長、反町賢太郎編成制作部課長代理、編成業務部 梅木敦裕、編成制作部 鈴木彩香の8名が参加しました。
今回は、2025年3月30日(日曜日)に放送されました「Cheerful Cheers!」を試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。『Cheerful Cheers!』は、ゴキゲンに乾杯しよう!というメッセージを込めた番組タイトルで、子供から大人まで、幅広い世代のリスナーにご機嫌な日曜日を過ごしてもらえるよう、穏やかなトーンで楽しく「食」に関する話題を伝えていく番組です。
委員の皆様から頂いたご意見は次の通りです。
◎「WELL TASTE」の後継番組ですが、世代が近い女性同士の友達感覚の関係性が魅力的な番組だと思いました。親しみやすい聴感になっていましたが、少々インパクトには欠ける内容だと思いました。聴く人を選んでしまうかもしれませんが、料理についてもっと深く掘り下げるようなマニアックさがあってもよいかと思います。
◎保田圭さんの進行は安定しており聴きやすい番組でした。しかし、もっと保田さんの個性的なトークを聴きたいと思うパートもありました。また、良い・悪いを判断しづらいですが、選曲の基準が独特であり、統一感が無いように思いました。NACK5で放送しているのであれば、
埼玉県の食材に特化したコーナーも聴いてみたいです。
◎2名のパーソナリティーを生かし切れていないと思いました。個性ある2名を起用している
にも関わらず「勉強感」が強く出過ぎており、エンタメ性に欠ける番組になっています。進行も台本通りになっており、テーマに対して、興味が無さそうなトークも気になりました。番組タイトルも「食」にまつわる番組であることを強く打ち出し、分かりやすくしたほうが良いと思います。
◎パーソナリティー2名は落ち着いたトークが持ち味ですが、もう少し厚みのある情報が欲しいと感じました。2名が熱量をもって話せるテーマを設定していないので、リスナーにも刺さりづらい放送になっていると思います。イージーリスニングに振りすぎていて引っ掛かりがない番組になっているので、誰もが分かる特徴が欲しいと思います。