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萩原聖人、感情込めたナレーション 森且行が絶賛「これが萩くんの声なんだ」

 俳優の萩原聖人が11月30日、都内で行われたドキュメンタリー映画『オートレーサー森且行 約束のオーバル 劇場版』の公開記念舞台あいさつに登壇した。

【集合ショット】 『3年B組金八先生』第3シリーズで共演 森且行&萩原聖人がタッグ

 本作でナレーションを務めた萩原は、1988年放送のドラマ『3年B組金八先生』第3シリーズでクラスメート役で森と共演。10代の頃から互いを知り、今年1月には同窓会を行うなど今なお交流のある2人の“再共演”が実現した。

 萩原はオファーがきたときの感想を「素直にうれしかったですよ。大役だと思うんです。ドキュメンタリーは基本生の声しか入っていないので、ナレーションって異物なんですよ。世界観をどう表現できるか、どんな作品も新しいチャレンジをしているので、森くんとの関係性がある中で、自分がやらせてもらうというチャレンジは震えました」と振り返った。

 そして、「ナレーションが感情や抑揚を表現してしまうと、お客さんがそれに引っ張られてしまうし、ドキュメンタリーはフラットで見てもらうのが正しいと思っているので、大きく感情を込めてというよりも、そのとき湧き上がってきたものをいったん止めて、感情移入をどうやったらしてもらえるか考えながらやりました」と語った。

 萩原のナレーションについて森は、「最初萩くんの声ってわからなくて。これが萩くんの声なんだと思って。かっこよすぎて。びっくりして調べたら萩くん、意外とナレーションやってるんですよ(笑)だからこんなすごいんだって。注目ですよ」と絶賛した。

 森は、1996年にSMAPを脱退し、幼少期から夢だったオートレーサーに転身。GIIを3度、GIを2度制覇。2020年11月最高峰グレードレース日本選手権で悲願の初優勝も21年1月にレース中に転倒し、腰椎破裂骨折・骨盤骨折の重傷を負ってしまう。両足にまひが残りながらも、約2年に及ぶ壮絶なリハビリを経て、23年4月6日に地元・川口オートレース場で802日ぶりに復帰し、カムバック勝利を果たした。

 今作は、23年3月に開催された『TBSドキュメンタリー映画祭』で上映された『オートレーサー森且行 約束のオーバルへ』をもとに、大幅な追加撮影映像を交えて再編集され、森の不屈の闘志の源泉を浮かび上がらせる全く新しい内容となっている。