サカナクション(山口一郎、岩寺基晴、草刈愛美、岡崎英美、江島啓一)が29日、都内で同バンドが2年ぶりに開催した“完全復活”ライブの劇場版『SAKANAQUARIUM 2024 “turn”』の公開初日舞台あいさつに登壇した。
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サカナクションが今年4月20日から7月10日まで開催したアリーナツアー『SAKANAQUARIUM 2024 “turn”』のツアーファイナル、ぴあアリーナMM公演を映画化した作品。同ツアーは、山口の体調不良により、ライブ活動を休止していたサカナクションが2年ぶりに開催したライブとなる。映像は、ツアーの総合演出も担当した田中裕介氏が担当した。
サカナクションの5人は代表曲「新宝島」に合わせて登場。山口は軽やかにステップを踏んで、観客を喜ばせた。冒頭のあいさつで山口は「見ていただいたらわかると思いますが、もっちが痩せました!」と報告し、岩寺は「すみません…」と恐縮していた。
完全復活となったライブ。山口は「僕が病気で2年間、ライブ活動や音楽活動、サカナクションをを休止しておりました。それ以来のツアーで、非常に心配な部分もありましたし、それを乗り越えるために、さくさんの方に助けてもらいながら行うツアーでした。バンドとしても、ツアータイトルと同じ『turn』という機会になったツアー。気持ち的にも今までと違うものでした。こうやって劇場公開するのも初めてで非常にうれしいこと。サカナクションにとってもターニングポイントとなるツアーを、たくさんの人に見てもらえてうれしかったですし、劇場で見てもらえてうれしいです」としみじみと語った。
ライブの思い出を問われると江島は「福岡公演の後に、一郎以外の4人で鯛茶漬けを食べに行った」と振り返る。「ごめん」と江島から謝罪されると、山口は「なんで!俺が病気になって、いじめでしょ!」とボヤいて笑わせる。
山口は所用で行けなかったという。行きたがっていた岡崎が4人分をおごってくれたといい、山口は「俺、ザッキーにおごってもらったことがない…」とぽつりとこぼした。岡崎は「ごめん、おごる」と謝罪し、会場には笑いが。山口は「せめて『誕生日おめでとう』のメールしてよ!俺、誕生日の12時きっかりにメールしたよ!」と重ねて要求し、岡崎は「ありがとう。ごめんね。送るね」と再び謝罪。優しい岡崎の言葉に、山口の怒りはいつの間にか収まっていたようだった。