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ドナルド・トランプの封印された過去を映画化『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』日本公開決定

 世界中で最も「ヤバい大統領」と呼ばれたドナルド・トランプの若き日を描いた映画『The Apprentice』(原題)が、『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』の邦題で、来年(2025年)1月17日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開されることが決定した。全米では大統領選挙直前となる10月11日に公開される。

【動画】20代の実業家ドナルド・トランプをセバスチャン・スタンが演じる予告編

 彼の発言や行動は常に規格外で、耳を疑うようなエピソードで満ちている。しかし、彼は生まれながらの怪物ではなかった。映画は、成功を夢見る20代のトランプが、伝説の弁護士との出会いをきっかけに驚くべき変身を遂げ、トップに上り詰めるまでの過程を描く。

 1980年代、まだ20代だったトランプは、父の会社が政府に訴えられたせいで、破産寸前に追い込まれていた。そんな中、悪名高い弁護士ロイ・コーンと出会う。当時、駆け出しの「お坊ちゃん」だったトランプを意外にも気に入ったコーンは、彼に勝つための3つのルールを教える。

 そのルールは、<ルール1:攻撃せよ>、<ルール2:決して過ちを認めるな>、<ルール3:勝利を主張し続けろ>という冷酷で非情なものだった。脅迫、盗聴、何でもあり。「勝つためには手段を選ばない」という違法行為すら辞さないコーンの教えを受け、トランプは一流の実業家へと成長し、成功への道を突き進んでいく。その過程で次第に洗練され、コーンですら想像できなかった怪物へと変貌していくトランプ。無名の青年が、どのようにして多くの敵を作り、「怪物」へと変わっていったのか――世界で最も「ヤバい大統領」のはじまりが明かされる。

 監督は、これまで数々の問題作を手がけ、すべてがカンヌ国際映画祭に出品されているアリ・アッバシ。彼は、命を懸けて向き合わなければならないトランプという存在に、全力で挑んだ。映画はカンヌ国際映画祭のコンペティション部門にも正式に出品され、高い評価を受けている。

 脚本は、長年トランプ前大統領を取材してきた政治ジャーナリスト、ガブリエル・シャーマンが担当。そしてトランプ役を演じるのは、『アベンジャーズ』シリーズで知られるセバスチャン・スタン。さらに、トランプを一流の実業家へと導きながらも、予測不能な運命に巻き込まれる弁護士ロイ・コーンを、映画『ジェントルメン』に出演し、台詞劇『民衆の敵』でトニー賞主演男優賞を受賞したジェレミー・ストロングが演じる。「本人にしか見えない」と畏怖され、すでに賞レースの有力候補として名前が挙がっている。

 解禁された予告編では、若き日のドナルド・トランプが、繊細で気弱な青年から、悪名高い弁護士ロイ・コーンと出会い、やがてコーンの想像を超える「怪物」へと変貌していく姿が、感情豊かに描かれている。破産寸前の父の会社を救おうと奮闘するトランプが、緊張した表情でコーンと対峙する場面も印象的だ。