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【意識調査】「運動会」半数以上が積極的に“開催したい”、コンパクト化した「ウィズコロナ式」の声も

 スポーツの秋。昨年は新型コロナへの警戒から、多くの運動会が延期や中止となった。また「午前中で終了」「オンライン配信での応援」など臨機応変な対応も工夫されたが、例年通りのかたちで開催されることは少なく、残念がる声が多かったようだ。一方の今年は東京五輪が開催されたことや、「ウィズコロナ」でのライフスタイルも浸透していることから、意識に変化が見られるのだろうか。子どもへの感染も引き続き懸念される今、運動会開催の是非について調査した。

【グラフ】運動会開催に「反対」の主な理由、“保護者の負担が増す”声も…

■昨年は例年通りの運動会開催はわずか3.7% 6割が変則的に開催、3割が開催せず…「かわいそう」子ども想う親の心境も

 昨年の運動会開催状況について、昨年子どもが学校(幼稚園・保育園~高校)に在籍していた人ベースで聞くと、「変則的に開催」が66.4%、「開催せず」は29.9%という結果だった(表1)。「変則的に開催」の内容を詳しくみると、半日での開催が26.8%、子どものみの参加が21.4%、保護者は入れ替えで観戦が16.6%、オンライン観覧が2.9%など。ちなみに「通常通りの日程で、保護者も子どもも校庭に全員参加で開催された」のはわずか3.7%だった(表2)。

 昨年の秋といえば、まだまだワクチンの導入時期さえ先がまったく見えていないような状況。また、オンライン配信といっても撮影・視聴環境の未整備などもあり、なかなか急な実現は困難だった様子が数字からもうかがえる。

 それから1年経った現在。今年の運動会の賛否について、高校生以下の子どもの有無を問わず広く聞いたところ、「賛成」が59.5%、「どちらともいえない」が25.7%、「反対」が14.9%だった(表3)。高校生までの子どもがいる人に限定すると、賛成が7割近く(67.2%)、反対が1割ほど(10.5%)という結果になる。ワクチン接種も進んで日々の新規感染者も激減、また東京五輪開催も影響してか、運動会の開催そのものには半数以上が肯定的な姿勢となっているようだ。

 開催に賛成である理由を詳しくみると、「子どもたちに思い出を作ってあげたい」が66.3%ともっとも多い。「2年連続で中止はかわいそう」という声も26.7%を占め、自粛続きで夏休みを含めた家庭内外でのイベント演出もままならない子どもたちへの想いがうかがえる。参考までに、高校生までの子どもがいる人に、運動会に限らず「今年の学校関係のイベント開催状況」を聞いたところ、「延期・中止・変更あり」84.1%。「変更なし」は15.9%だった。

■「コロナ対策はしっかり」、臨機応変な対応にも賛成の声多数

 賛成の声には、ウィズコロナでの開催を意識した回答も多かった。「感染対策を十分しているから」(44.6%)、「ワクチン接種の割合が高くなっている」(24.4%)など、感染対策はマストだという声はやはり多い。また、「各地域の感染状況で開催すればいい」が44.7%と、地域ごとに臨機応変に開催を検討していくことを提案する声もあった。なお、「五輪が開催されたから」は20.7%。五輪開催と子どもたちの運動会を結びつけて考える意識は比較的薄いのかもしれない。

 また特筆すべきは、従来どおりの開催ではなく工夫を施した「ウィズコロナ運動会」への意見が多数あったこと。回答者からは、「人数制限のおかげで、場所取りなどの無駄な時間を費やすことなく、一切の負担無く、子どもの頑張っている様子を見ることができました(40代女性/千葉県)」、「コンパクト運動会だったので、弁当作りや場所取りがなくなってよかった。炎天下の運動負担もない(50代女性/茨城県)」などの声が。

 しかし、運動会を午前中のみなど “コンパクト化”することのデメリットとして、「明らかに先生やPTAの負担が大きい(30代女性/大阪)」、「保護者1名しか観覧できなかったり、競技数が減ったりする(30代女性/神奈川県)」などの声が。「ウィズコロナ運動会」に意外な快適さを発見した一方で、課題を懸念する声も寄せられた。

■開催反対の理由は「感染を抑えることが最優先」、子どもの感染拡大にも不安視

 一方で、運動会開催に「反対」と答えた人にその理由をたずねると、「子どもへの感染が広がっている」65.7%、「コロナ感染を抑えることが最優先」56.3%、「観戦対策に万全はない」51.9%と、やはりウイルス関連の懸念を訴える声が多数。また、「12歳未満はワクチン接種できない」26.4%という現実的な制約に基づく不安の声もあった。ちなみに「音楽フェスなど一般向けのイベントもよく中止になっているから」を理由としてあげる人は、11.4%と比較的少なめだった。

 寄せられた反対意見には、「親が夢中になって興奮して、感染対策が疎かになったり、場所取りで密になったりする(30代女性/岡山県)」、「ワクチン未接種、マスクしての運動はおすすめしない(40代女性/埼玉県)」、「大人が勝手に考える、子どもの思い出づくりに振り回される子どもが可哀想(30代男性/東京都)」といった声もあった。

 なお、子どもがいない人に「今年の運動会開催への賛否」を聞いたところ、賛成51.1%、どちらともいえない28.8%、反対20.1%という結果。反対の声は、高校生以下の子どもがいる人の「反対」10.5%よりもかなり高いという結果となった。

 理由については、コロナ感染防止を挙げる声が多く、「子どもへの感染も広がっている」が63.2%。「感染対策など保護者の負担が増す」17.1%という声もあった。なお、「12歳未満はワクチン接種できないから反対」は、高校生以下の子どもがいる人16.5%)よりも、いない人(27.4%)のほうが高かった。開催の判断の際に、子どもの成長・思い出づくりを求める「情」が介在するかどうか、その立場によっても意見は異なってくるのだろう。

 緊急事態宣言が明けたとはいえ、まだまだ不安な日々が続く。学校行事の開催には賛否あるものの、今回の調査では運動会のフォーマットそのものを見直し、変えながら開催していくのはどうか、という意見が多かった。今回のコロナ禍は、意外に保護者側の負担も大きかった従来の運動会のかたちを考え直す、ひとつのきっかけとなるかもしれない。

【調査概要】
調査時期:2021年9月21日(火)~9月28日(火)
調査対象:計2878名(自社アンケートパネル【オリコン・モニターリサーチ(外部サイト)】会員20代〜60代の男女)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
調査機関:オリコン・モニターリサーチ