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「コンプレックスは青ヒゲ!?」美麗なギャルの正体は男性…「メスなし、努力で変われます」

「ごめんだけど 一位だと思う」という文言と「#あか抜けた選手権」のハッシュタグとともにツイートされた、4枚の写真。過去の自分と現在の自分の写真だが、その姿はまるで別人のようだ。本格的な女装に目覚めてからまだ1年未満だが、SNSに多数の写真や動画を投稿する西園寺美琴さん。美麗な容姿も相まって、毎回、好評を博している。この8月には中学生時代の“すっぴん”と、現在の女装をした姿の写真を並べて掲載し、話題になった彼に、女装を始めたきっかけや、女装活動を通して挑戦してみたいことなどを聞いた。

【写真】「別人にしか見えない…」西園寺さんの“いがぐり頭”時代… 色香漂う“花魁”写真も

■女装歴は約1年、驚きの変貌を遂げた22歳

――「#あか抜けた選手権」に1位の自信を見せていましたね。女装前後の写真を掲載する比較ツイートをアップされた理由を教えてください。

【西園寺美琴】変化の振り幅には自信があったので、「見て。変わったでしょ?」といった感じで。けっこう強気にやってみました。なので、葛藤や抵抗はなかったですね。ちなみに、過去の写真は中学校入学時のモノです。

――このツイートに対して、周囲の方々からはどのようなコメントが届いていますか?

【西園寺美琴】「メチャクチャ変わった」や「可愛くなった」など、褒めてくれるコメントが多かったですね。それと、女装をしていないふだんの姿に対しても、「かっこいい」と言ってもらえる機会が増えました。

――普段の西園寺さんは、どんな感じなのですか?

【西園寺美琴】年齢は22歳で、飲食店に勤務しています。女装をするのはSNSにアップしたり、遊びに行くときくらいで、普段は普通の格好をしています。

――「メスなし」、「女装を始めたのは2020年10月から」とありますが、こんな短期間にこれだけのクオリティを追求できるのがすごいと思いました。

【西園寺美琴】本格的に取り組むようになったのは、そこからですね。もともとメンズメイクや、夜のお店の営業でメイクそのものはしていましたが、女装をして出歩くようになったのはそれ以降になります。

■こだわるのは容姿だけにあらず 「仕草も何もかも、すべてを女性らしくがモットー」

――女装活動を始められた理由、きっかけを教えてください。

【西園寺美琴】それが、明確な理由はなくて…。本当に“何となく”ですね。やりたいと思ったからやった。ただそれだけです。ひたすらYouTubeやインスタを見て練習しました。努力で変われるのが楽しいですね。

――いま現在、ご自身の“素の容姿”に対しては、どのように感じていますか?

【西園寺美琴】コンプレックスは青ヒゲと、少しお腹が出ているところですね(笑)。とはいえ、どちらも改善できることなので、そこまで気にしているわけではないです。

――女装をするうえで意識していることや、気をつけていることを教えてください。

【西園寺美琴】容姿だけでなく、仕草も何もかもすべてを女性らしく! ごく普通の女性に見えるよう、違和感なく振る舞うことを意識しています。

――現在のスタイルが確立するまでの過程で、苦労したこともあるのではないでしょうか?

【西園寺美琴】とにかくメイクは試行錯誤の連続でした。女装に関してはまったくの初心者でしたし、「ウイッグって何?」という状態だったので。感覚を掴むまではかなり苦労しましたね。

■目標は芸能関係の仕事、「女装をしているときも、してないときも、どちらの自分も好き」

――女装を続けていくうえで、目標はありますか?

【西園寺美琴】とくに目標はないのですが、これがきっかけで芸能関係のお仕事とかできたら、すごいですよね(笑)。それと、友だちも増えるといいな…と思っています。

――女装活動を通して、世の中に伝えたいメッセージは?

【西園寺美琴】女装に興味はあるものの、なかなか行動に移せない…という方たちに向けて。“女装活動”みたいに仰々しく考えなくても、ぜんぜん大丈夫だと思います。人前に出て目立つことをしてもいいし、誰にも気づかれないようひっそりやるのもいい。どんな事柄もけっきょくは自己満足でしかないので、自分が楽しいと思えるのなら、それを全力で楽しむべきです。

――西園寺さん自身のやってみたいことは何ですか?

【西園寺美琴】メディアに出たいですね。小さい頃から目立ちたがり屋だったので(笑)。


――では最後に、「女装活動を始めて良かった」と思えることは?

【西園寺美琴】今回のようにインタビューを受けたり、いろんな方から声をかけてもらえるようになったことが、何よりも嬉しい“活動の成果”ですね。とはいえ、このまま女装一本でやっていくつもりはなくて。女装をしているときも、してないときも、どちらの自分も好きなので、これからもありのままで生きていければと考えています。

取材・文/ソムタム田井