『ドラゴン桜』が3週連続で1位、ゲスト出演者の“怪演”にみる『日曜劇場』スタッフの手腕

 いよいよ物語がクライマックスに向けて動き始めた春ドラマ。最新のドラマ満足度ランキング(5月25日~5月31日放送を対象)では、阿部寛主演の日曜劇場『ドラゴン桜』(TBS系)が3週連続1位を獲得した。安定の作品力で視聴者の信頼を勝ち得ているTBS日曜劇場が今期も独走に入っている。

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 放送開始から話数を重ねるごとに満足度が右肩上がりの『ドラゴン桜』。生徒役の若手俳優たちの熱演の話題で、放送後のSNSが盛り上がるのが恒例になっていくなか、前週の5話目で99Pt(100Pt満点)を獲得。今週の6話目でも同Ptをキープし、2位以下を引き離した。

 5月30日に放送された6話目は、東大専科の地獄の勉強合宿が舞台。専科メンバーに加えて、麻里(志田彩良)、健太(細田佳央太)、前話の3教科勝負に破れた藤井(鈴鹿央士)も参加し、桜木(阿部寛)が招聘したクセ者の国語特別講師・太宰府治(安田顕)の授業を受けることになる。さまざまな俳優やタレントがゲスト出演して演じる毎話の特別講師もドラマの楽しみのひとつになっているが、今回は安田の怪演が炸裂した。

 視聴者からは毎週、阿部寛への熱演への好意的な声が多く届いているが、今週はそのほかに「安田顕の国語教師にドハマリした。キャラ濃すぎだけど最高」「国語の先生がインパクト絶大。笑ったが、役作りがすごいと感心した」という評価が目立ち、個性あふれるキャラクターが大いに注目された。

 もちろん、「ベテランも若手も演技がとてもうまい。ストーリーに引き込まれてしまう」という声も散見された。ゲストに限らず、阿部をはじめ、瀬戸輝役の高橋海人(King & Prince)(※高ははしごだか)、岩崎楓役の平手友梨奈、早瀬菜緒役の南沙良、天野晃一郎役の加藤清史郎ら、レギュラー役者陣が作り上げる世界観もしっかりと視聴者に届いていることがわかる。

 満足度でTwitterの反響をポイント化した「話題性」の項目は、初回から20Pt満点を獲得している。日曜劇場らしい演出が頻繁にSNSを賑わせるのは、TBS日曜劇場のスタッフたちの実力といえる。

 ストーリー毎にさまざまな対決設定を作り出し、個性的でひとクセもふたクセもあるキャラクターたちのケレン味あふれる芝居と大仰なセリフの大立ち回りでカタルシスを生み出す同枠の鉄板システムは、そのアクの強さに魅了される視聴者を続出させている。

「この枠だからこその見ごたえがある」というコメントも寄せられるなど、すっかりブランド化した『日曜劇場』。職人技が光るTBSが、今期もドラマレースを独走中だ。

●「ドラマ満足度ランキング」とは
「オリコン ドラマバリュー」をもとに集計。オリコングループの調査システム「オリコン・モニターリサーチ」の登録者から毎週、全国690名の視聴者を対象に、各ドラマの「期待度」「満足度」について、「作品」「主演」「主演以外」「セリフ」「映像」「音楽」「美術」「ストーリー展開」を10点満点で調査。「オリコンドラマバリュー」はその結果を、過去1年間のデータに照らして偏差値化した。「視聴量」「主演」「主演以外」「内容」という4項目に加え、Twitterのツイート量を加えた「話題性」の5項目を各1~20ポイントとし、計100ポイント満点で集計している。