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竹内力、『猿の惑星:キングダム』冷酷な独裁者プロキシマス・シーザー日本版声優に抜てき

 俳優・映画プロデューサーなど多方面で活躍をするの竹内力が、映画『猿の惑星:キングダム』(5月10日公開)の日本版声優に起用された。猿が支配権を握る世界で猿を統括し、キングダムを築こうとする冷酷な独裁者プロキシマス・シーザーを演じる。

【動画】映画『猿の惑星:キングダム』吹替版特別映像

 長年人間と猿の立場の逆転を丁寧に描いてきた「猿の惑星」シリーズ。完全新作の本作で、自身の帝国を築くために衰退した人間を徹底的に排除しようとしている冷酷すぎる独裁者、プロキシマス・シーザーの声を担当する竹内は、「敵役でお声がけいただいて光栄に思っています」と話し、「いろんな映画に敵役がいて、主役がたつわけで、敵役がいないとエンターテインメントにならない。準主役のつもりで楽しく演じさせていただきました」と敵役を演じた経験が豊富な竹内ならではの熱い思いを語っている。

 実写映像の中にハリウッドの技術を駆使してリアルに登場する猿というオリジナリティあふれる役柄を演じる上で、「今までも多くの敵役を演じてきたので感情を入れやすいキャラクターでした。プロキシマス・シーザーは知性があり、よく話すキャラクターなので、猿らしく話すというよりは、彼の持つ知的なところが伝わりやすいように、そして演じているケヴィン・デュランドに寄せるように演じました」と、収録時にこだわったことも明かしている。

 さらに、プロキシマス・シーザーと自身の共通点については、「彼のように支配をしたいという思いはないけれど、自分自身も長年会社を経営していて、みんなを引っ張っていくことが多いので、そういうところは似ているかな。自分の色を出しながら生きてきたから“俺は俺でありたい”“自分らしく”というのは人より強いと思います」と自己分析。

 竹内は、「人間と猿の立場が逆転するという設定をよく思いついたなと思った。すごいよね。これまで「猿の惑星」シリーズを見たことがない方でも、この作品だけで“なんて素晴らしい日だ”となるぐらい楽しめます」とプロキシマス・シーザーの劇中の台詞とともに作品をアピールした。

 1968年に公開された『猿の惑星』で「人間と猿の立場が入れ替わる」衝撃の設定とともに、を心揺さぶるドラマを描き、全5作の一大SFシリーズへと発展。2011年から始まった前日譚3部作の最終章『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』(17年)から300年後の世界を舞台に、猿と人間の新たな闘争を描くのが、『猿の惑星:キングダム』だ。

 高い知能と言語を得た猿の暴君が絶対的な支配を目論み、巨大な帝国<キングダム>を築こうとしていた。一方で人類はウィルスにより退化し、知能や言語だけでなく、文化、技術、社会性までも失い、まるで野生動物のような存在となっていた。

 新作のメガホンを取ったのは、ウェス・ボール監督(「メイズ・ランナー」シリーズ、『ゼルダの伝説』の実写映画の監督にも抜てきされている)。『To Leslie トゥ・レスリー』(22年)の熱演が話題となったオーウェン・ティーグが主人公・ノアを演じ、ある秘密を握る人間の女性・ノヴァ役にドラマシリーズ『ウィッチャー』(19年~)のフレイヤ・アーランなど、注目されている若手俳優が出演。若き猿・ノアと秘密を握るノヴァとの出会いがこの世界に大きな影響をもたらす。